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石上神宮

野趣に富んだ古道を辿る
 石上(いそのかみ)神宮から大神(おおみわ)神社までの約12kmは、山の辺の道の中でも特に景観に優れたハイキングコースとして親しまれています。長閑な農村風景の中を、時々山道や民家の間を通りながら、道沿いに点在する歌碑や古墳といった歴史的遺物以外にも、春・秋には採れたて作物でにぎわう即売所も数多く見かける道です。石上神宮から、内山永久寺跡、天理観光農園までの北部のルートは、山道と田園風景が交互に移り変わり眺めが美しいコースです。

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石上神宮
日本最古の神社の一つ。境内を気ままに闊歩している鶏は神の使いと言われています。





内山永久寺跡
永久2年に鳥羽天皇により創建され、かつては大寺院でした。現在は記念碑と本堂池が現存するのみですが、長閑な田園風景に心が和みます。




天理観光農園
カフェや収穫体験だけでなく、店内では地元で作られた土産品も販売されています。

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天理観光農園 cafeわわ

天理観光農園の成り立ち
 昭和39年にミカン狩り農園として社長を務める東さんの先々代が始めた観光農園には800本のみかんの木々があり、地元ではみかんやまという愛称で親しまれています。秋以外の季節にも楽しみたいというお客様の声に応えて、季節に応じた味覚狩りとして果菜を提供するようにして、農園内での飲食サービスやバーベキュー設備を整えるうちに、現在では一年を通じて楽しんでもらえる観光農園となっています。

地場産にこだわって
 東さんは、地元奈良の食材を用いた商品の開発にも積極的に取り組んでいます。「春日野に 粟蒔けりせば鹿待ちに 継ぎて行かましを 社し恨めし」という和歌が万葉集で詠まれているように、古来より食されてきた穀物のひとつでもある粟は、奈良とは深い関係があります。その粟粉を用いて開発されたあわこクッキーは、2011年「奈良発!新うまいもん選手権」でグランプリを受賞しています。園内のcafeわわではほっこりとする雑貨や菓子、加工食品などを取り扱っていますが、手作りの商品やこだわりの地場産の加工製品が並べられています。

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 人気のあわこクッキー
  鹿の姿が愛らしい

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大和茶のソーダ、さっぱりした
味わいでお茶の香りが清々しい

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天理観光農園で採れた 
紫蘇(しそ)のジュース 

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柿の葉パウダーを用いた三種類のピザ
(左から、ナポリのマルゲリータ、奈良産トマト・ジェノベーゼのピッツァ、彩野菜の農園ピッツァ)

女性に嬉しい、地場産柿の葉パウダーを用いたピザ
 天理観光農園のcafeわわは事前予約が必要ですが、地元の名産品である柿の葉をパウダー状にして生地に練り込んだ、柿の葉ピザを体験することができます。天理観光農園の佐迫間佳子さんによると、柿の葉パウダーを入れることで味に変化はないのですが、口に入れた瞬間柿の葉の匂いがほんのりと香り、ピザはなぜかもっちりとした食感になるそうです。柿の葉は緑茶の20倍ものビタミンCを含んでいると言われていますが、果実などに含まれるビタミンCとは異なったプロビタミンCで、加熱にも強く栄養価がほとんど変わらないため、美肌効果が高く、女性や喫煙者に人気があるそうです。柿の葉パウダーはピザ以外にもカレーなど色々な食品に使用できます。
 ピザの野菜は、できる限り農園で採れた野菜が用いられています。季節により使用される野菜は変わりますが、秋にはバジル、トマト、ズッキーニ、なすび、きゅうりなどが使われます。将来はもっと種類を増やし、大和野菜の栽培も始めたいとのこと。

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天理観光農園 佐迫間 佳子さん

昔の知恵を今に活かした商品づくり
 古くから地元にあり、また奈良の土に合う野菜を活用できれば、他地域との差別化をはかることができるのではないかと東さんは語ります。たとえば、昔の奈良ではどこの家庭にも石臼があり、米や粟を粉に挽いて保存食とした缶や瓶が並んでいました。粉に加工することで、足の早い野菜の貯蔵が可能となるとともに、様々な用途へ利用できるようになりました。柿の葉パウダーを用いたピザやあわこクッキーは、このような昔ながらの方法をもとに生まれた商品です。過去から現在へと脈々と歴史が受け継がれてきた奈良だからこそ、昔の味への回帰が地元の魅力となるでしょう。

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カフェで味わうことができる粟餅は、開園当初からの変わらぬ味

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天理観光農園の東 新治 社長


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天理観光農園のホームページへ











































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古くから地元にあり、土に合う野菜を活用して、昔ながらの製法での懐かしい味を作りたいと語る東さん