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豊かな風土と豊かな収穫
 山の辺の里は、豊かな農業地帯です。水稲のヒノヒカリ、軟弱野菜やコマツナ、ネギ、イチゴ、ナスなどの多くの果菜類が栽培されています。また、山麓ではその気候を生かした小ギクやバラなどの花卉類も栽培されています。この地域の特産の刀根早生(とねわせ)柿、茶、桜桃(さくらんぼ)、そして大和まな、祝だいこん、黄金まくわ、大和ふとねぎなどの、いわゆる大和野菜の数多くの品種を見掛けます。そして、これらの特産の果菜類を用いた伝統料理の他、味噌、醤油、豆腐、柿の葉寿司、そして三輪素麺(そうめん)、そしてジャムなどの多種多様な加工食品が生産されています。また、農業や収穫体験の催し、山の辺の道ウォークと共に地産の農産品の直販、そして刀根早生柿のオーナー制度などの多様な試みが為されています。

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伝統の大和野菜

大和まな
祝だいこん
黄金まくわ
大和ふとねぎ
千筋みずな
結崎ネブカ

片平あかね
香りごぼう
宇陀金ごぼう
小しょうが
大和三尺きゅうり
半白きゅうり

ひもとうがらし
花みょうが
大和丸なす
大和寒熟ほうれん草
軟白ずいき
大和きくな

下北春まな
朝採り野菜
大和いも
紫とうがらし

 
奈良県は、大和まななどの二十二品目を大和野菜として指定しています。

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歴史に培われた絆

 山の辺の里で、米や野菜、果実類を生産している農家の方々、史跡見学や山歩きに訪れるハイカーや地元の方のための休憩処として飲食店を営むご主人、また、地産の伝統野菜を画題として作品制作されている画家や地元の吉野杉などから木の温もりが伝わる優しい作品を紡ぎ出す木工家など、多くの方からお話しを伺う機会を得ました。このような会話を通して、自ずと見えてきたのは、この地域の資産とは日本古来からの農業を主体とした共同体(コミュニティ)であるという事でした。大和の伝統野菜が、本来は農家の自家用の野菜であったように、この地で育んで来た独自の食文化や暮らしの知恵などが受け継がれ、ここに息づいています。ここには地産地消の原点があり、地域の風土に見合った生活が今でも営まれています。
 また、日本書紀にも著された「山の辺の道」は永い歴史を有する地でもあり、ここに住む人々は、古(いにしえ)から変わらず自然と共存共生しています。地域に伝わる祭りや慣習、そして民話にも、地域資産としての多くのヒントがあります。永い歴史と自然に育まれた生活が、今も息づいているこの地には、正に「日本のふるさと」とも言うべき姿があります。









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